sign-shibuya
sign-shinjuku
sign-ueno
sign-Advertising Van

W210×D210×H210 mm
W240×D240×H240 mm
W180×D180×H180 mm
W180×D180×H180 mm
ガラス, フィルム

街をフィールドワークする事から生まれた作品。 
「Shinjuku」 「Shibuya」 「Ueno」 「Advertising Van」を制作。 繁華街を彩る、ファストファッションやファストフード、パチンコや消費者金融、漫画喫茶、カラオケ、DVD鑑賞、といった街に溢れる看板や広告を収集し球体に閉じ込めた。  街の看板は、日本人であれば、誰もが見たことがあり、普遍的な日常の一部である。 そして、さまざまな看板は、集合体として東京の街を作り出し、日本の文化をも象徴している。 この作品では、街に氾濫した看板や広告が一つの球体に集約されていて、鑑賞者はその中の生活者という立場から切り取られ、まるで新たな惑星を覗き込むかのように、一つ一つの街をみることができる。       また、日本の看板や広告にはアルファベットやひらがな、漢字が混在し、けばけばしいアジア特有色合いも加わり、独特な日本文化を思い出させる。さらにそれらがところ狭しと並べられ整理されない光景は、猥雑感と共に鮮やかで活気溢れ、親しみやすさも感じさせる。 それぞれの街の看板や広告には、その街の特徴が集約されており、一つ一つの球体もまた、一つの文化、集団のアイデンティティーを象徴している。